介護タクシーの開業ってどうするの?ゼロから始める9つの準備

介護タクシーの開業ってどうするの?ゼロから始める9つの準備
皆さん、「介護タクシー」ってご存知ですか?現在、日本は「超高齢化社会」と言われていて、この「介護タクシー」も高齢者の方にとって暮らしやすい社会を作るために考えられたものの一つです。実は、介護系ビジネスの中でも介護タクシー事業は、個人で車両1台から創業が可能な非常に新規参入しやすいビジネスです。では、実際にあなたが「介護タクシー」を開業しようと思ったら、何から始めればいいのでしょうか?今回は、ゼロから始める場合の、開業準備方法についてお教えします。

 


介護タクシーの開業ってどうするの?
ゼロから始める9つの準備

 


1、開業条件をクリアしよう~人的条件~

まず、開業するにあたってクリアーしなければならない人的条件が3つあります。

①普通2種免許を保有しているドライバーがいること
②運行管理者、指導主任者がいること
③整備管理者がいること

以上の3つになります。

 


2、開業条件をクリアしよう~設備条件~

次に、開業するにあたっての、設備条件をご説明しますね。以下をご覧ください。

① 使用権限が3年以上ある営業所があり、休憩・仮眠室があること
② 営業所に隣接した車庫があり、車両の長さ、幅+1m以上のスペースがある車庫であること。また、点検、整備及び清掃のための水道等の清掃施設があること。
③ リフト、スロープなどの装置がある福祉車両を保有すること。それに合わせて、タクシーメーターも必要となります。

 


3、開業条件をクリアしよう~資本的条件~

最後に、開業するにあたっての資本的条件です。
① 「開業資金全額の50%」と「開業資金+2か月分の運転資金」のどちらか多い方の金額以上の自己資金を保有していること。

開業するにあたって、上記の人的条件・設備条件・資本的条件をきちんとクリアしなければなりません。一つでも、条件をクリアーできないと開業はできませんのでご注意ください。

 


4、開業資金は準備できてますか?

開業するにあたっての条件をクリアーしたら、次に大事なのは「開業資金」の準備です。では、いったいどのくらいの資金を準備すべきなのでしょうか?

例を挙げてご説明しますね。まず、車両代として、1,800,000円とします。これは、新車で軽自動車をローン購入の場合と設定しましょう。加えて、タクシーメーター代150,000円、自動車保険代120,000円(保険会社にて異なります)、車庫料金(1年分) 180,000円、営業所賃料(1年分) 540,000円 、運転資金(2ヵ月分) 900,000円(給与、燃料、消耗品など)合わせて、合計 3,690,000円 になります。この数字は、あくまでも目安ですので、個人差はあります。

上記の例で考えると、合計金額の50%の自己資金が開業時に必要となりますので1,845,000円を準備することになります。ここで、注意しておかなければいけないことがあります。自己資金は残高証明にて確認されるということです。また、運転資金の給与額を少なくすると各都道府県の最低賃金制度に抵触致しますので、合わせて注意が必要です。

 


5、許可権者である各運輸局への面倒な申請

提出先は、ご自分の営業所所在地を管轄する運輸支局にすることになっています。申請書はA4版縦、横書き、左とじにして、本通1部控え2部の合計3部作成してください。書類に不備が見受けられる場合、添付書類に不足が見受けられる場合は指示がありますので、書き直すことになります。申請書の詳しい手引きと様式は、中部運輸局のホームページからダウンロードできますので、ご確認ください。

 


6、法令試験に合格しなければ審査が行われない

事業者法令試験の実施は、地域によってあるところと、ないところがあります。ご自分の地域はどうなのか?詳細は陸運支局に問い合わせて下さい。出来れば、ないほうが気が楽ですよね!ちなみに関東地域では法令試験は免除されています。次に、試験の実施時期についてご説明します。法令試験は、許可申請を受理した日以降、適宜実施されます。なお、試験の実施日時、場所については、実施予定日の10日前までに申請者あてに通知する決まりとなっております。

 


7、駐車場の大きさ

駐車場の大きさも、重要になってきますので、きちんとサイズを図ってから考えるようにしましょう。基本的に駐車場のサイズは、車のサイズ+前後左右50cmずつ の大きさが必要です。
ご自分の車に当てはめて、考えてみましょう。

 


8、訪問介護の指定申請

訪問介護の指定申請を行う場合は、法人でないと認められません。人員・設備・運営の面で細かい条件が設定されておますので、それに伴う書類も非常に複雑で手間がかかります。申請する際は、行政書士などに依頼をすることをおすすめします。

 


9、助成金について

介護事業を新たに創業するときや、新規に従業員を採用するときには、国から「助成金」がもらえる場合があります。助成金は貰っておいて損はありませんので、お自分の場合は助成金がもらえるかどうかをきちんとお調べください。

 

ざっと、介護タクシーを開業する際に準備することをまとめてみました。いざ、新しいことを始めるときは色々と大変ですが、介護タクシーは、介護ビジネスの中では一番簡単に行えるものと言われています。申請の時などは、行政書士の力を借りるなどして、取り組むことをおすすめします。

 

まとめ

介護タクシーの開業ってどうするの?
ゼロから始める9つの準備

1、開業条件をクリアしよう~人的条件~
2、開業条件をクリアしよう~設備条件~
3、開業条件をクリアしよう~資本的条件~
4、開業資金は準備できてますか?
5、許可権者である各運輸局への面倒な申請
6、法令試験に合格しなければ審査が行われない
7、駐車場の大きさ
8、訪問介護の指定申請
9、助成金について


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