喪中はがきの文面、押さえておきたい7つのマナー

喪中はがきの文面、押さえておきたい7つのマナー
年内に近親者に不幸があった際、毎年年賀状で新年のご挨拶をする相手に、今年は近親者に不幸があり喪に服す為、新年の挨拶が出来ない旨を事前に知らせるための挨拶状、それが喪中はがきです。「喪中」という言葉は、近親者の死を受けてそれを悲しむ者が過ごす儀礼状態(「喪」「忌」といいます)に自分がなっていることを示す言葉です。「喪」「忌」は、古代の律令にその記述があることでもわかるように昔から続いている習俗です。

とはいえ喪中はがきの考え方には色々な考え方があり、どれが一番正しいのか間違っているのか?と思うかもしれませんが、基本的には、喪中はがきも相手へ出す「手紙」だというのが基本的な考え方です。ですから絶対にこうでなくてはいけないという縛りがあるわけではありません。ですので自分の伝えたいことが、相手にきちんと伝わればそれでいいのです。ここでは喪中はがきの文面、その中でも押さえておきたい7つのマナーをご紹介いたします。

 

喪中はがきの文面、
押さえておきたい7つのマナー

 

マナー1 何親等までの親族に不幸があった場合、喪中はがきを出すのか?

まず一般的には、亡くなった方(故人)との関わりや本人の気持ちで多少変わりますが、二親等までの方まで出します。最近では、両親、配偶者、子供、配偶者の一親等と二親等の兄弟姉妹まで、ほとんどの方が喪中はがきを出しているようです。逆に、二親等の祖父母の場合は特に出さないという方が増えてきています。故人と同居していた場合は出す肩が多いようです。

 

マナー2 喪中はがきを出すのは、どこまで?仕事関係の相手先にはどうしたら?

基本的には、毎年年賀状を出している方に出すのが一般的ですが、身内に改めて伝える事はありませんので、身内以外のあくまで故人と関係がある親しい方に出し、故人と面識がない方や仕事先には、喪中はがきではなく例年通り年賀状を出す方が増えているようです。出す相手によって、臨機応変に対応される方が増えているようですね。

ちなみに最近は、年賀の便りをメールでされる方もかなりいるようですが、喪中のお知らせは出来ればはがきで出すのがいいと思います。かなりの親しい間柄であれば、それもありかもしれませんが、中にはあまり好ましくないと思われる方もいると思いますので、出来ればきちんとはがきでお知らせするのがベターでしょう。

 

マナー3 いつまでに出すのが望ましいのか

喪中はがきが届くと、年賀状でご挨拶を控える風習が確立されているため、相手が年賀状を準備するだいたい11月中旬頃から12月の頭ぐらいまでに出しましょう。行き違いで年賀状が来てしまった場合、年賀状を出した相手は「しまった!」と思うはずです。そんな事のないように、配慮はしっかりと行いましょう。

 

マナー4 喪中はがきが来たらどのように対処するべき?

喪中はがきが届いたら、その方への年賀状は控えます。年賀状は出せないにしても、例えば近況報告や、何か伝えたい事があるようでしたら、正月の松飾をしておく期間内(松の内と言います)を過ぎた、1月7日以降に「寒中見舞い」という形で出すのが望ましいでしょう。しかし、喪中はがきを受け取った時点で、その年には特に何も送らないといった方がほとんどのようですので、あまり難しく考えなくても良いでしょう。

 

マナー5 喪中はがきを書くとき差出人は家族連名にするべき?

喪中はがきを出す際は、年賀状のように家族連名でも個人のみでもどちらでも構いません。夫婦連名で出す際は、夫の側から書くようにします。例えば、故人が夫の父の場合は父、妻の父の場合は義父と書くようにしましょう。

 

マナー6 故人の年齢は満年齢?それとも数え年で書くべき?

喪中はがきで年齢を書く際は、数え年を使用するのが一般的と言われています。数え年とは、生まれた年が0歳ではなく1歳と数えます。ですので、誕生日を迎えていない場合は年齢に2歳足した数、誕生日を迎えられた方は年齢に1歳足した数を記入します。

 

マナー7 喪中なのに年賀状が届いた場合はどうすればいい?

松の内が明けてから、寒中見舞いを出します。年賀状を頂いたお礼と、喪中の為に年賀状が出せなかった旨をその時に書きましょう。

 

いかがでしたか。

知り合いが多い方や年賀状を何百枚と送る方は、喪中のはがきも業者に頼むことが多いと思います。が、最近ではパソコンで自作して送る方も増えてきました。故人を彷彿させる優しいイメージのカラー喪中はがき等も販売されており、実際に作成されてみてもそれほど難しいものでもないと思います。訃報の知らせを出す側もいただく側も本当に悲しいものです。普段からお付き合いのある方でしたらわかっていることなのですが、長い間会っていない方から届くと、初めてその方の身辺に不幸があったことを知るということはよくあることです。要らぬ心配を掛けないよう、基本的なマナーを守って、喪中のお知らせをしたいものですね。

 

まとめ

喪中はがきの文面、
押さえておきたい7つのマナー

マナー1 何親等までの親族に不幸があった場合、喪中はがきを出すのか?
マナー2 喪中はがきを出すのは、どこまで?仕事関係の相手先にはどうしたら?
マナー3 いつまでに出すのが望ましいのか
マナー4 喪中はがきが来たらどのように対処するべき?
マナー5 喪中はがきを書くとき差出人は家族連名にするべき?
マナー6 故人の年齢は満年齢?それとも数え年で書くべき?
マナー7 喪中なのに年賀状が届いた場合はどうすればいい?

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