餞別や贈答品を贈るということは人間関係を円滑に送るようにするための素晴らしい習慣ですよね。贈答品を贈ってコミュニケーションを取る事が生まれるのならばこれほど嬉しいことはありません。
しかし、贈答品や、花束などをただ、贈ればいいというものではなく、贈ってはならないタブーというものもあります。贈り物は、相手に喜んで欲しいという気持ちを表したものです。しかし、贈る品選びを間違えると、全く逆の意味に捉えられたり、常識が無いなんて思われたりしてしまう場合もあります。
ですので、贈り物を選ぶときにも、縁起やタブー事項を確認しておく事がとても大切です。まず、古来より縁起が悪いとされるものやものや、語呂の悪いものは、一般常識として避けるようにしましょう。以下代表的なものを挙げてみますので、いざという時のために、頭の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。
そこで今回はお餞別・お返しする際、誰もがやってしまう7つのタブーについてお伝えします。ではご覧ください。
お餞別・お返しする際、誰もがやってしまう7つのタブー
現金や商品券
選ぶの大変だし、何が欲しいのかもわからない。ならば、現金や、商品券でいいのでは?と思う方もいらっしゃいますよね。
しかし実は現金や商品券は、NGなんです。本来なら物を一生懸命選んで贈るものを、簡単に、現金や商品券で済ませてしまうのは、「自分で選んで買ってください」という意味になってしまうので、心のこもったプレゼントとは言いがたいですよね。特に目上の人に贈るのは避けた方がベターです。
数字の4や9
「4」は「死」、「9」は「苦しい」などと、よく耳にします。餞別やお返しなど、セット品を送るときなどこの数字にも注意を図りましょう。
またここから、櫛は「苦」や「死」を連想させるものと言われています。歯が欠けることもあるので、贈り物には避けられます。また、シクラメンの花も「死」と「苦」を連想させてしまうのでNGです。相手がキリスト教の場合は、「13」も避けましょう。
白いハンカチ
白いハンカチは、(ハンカチ=手巾(てぎれ))を連想させ、別れを意味します。弔事でご遺体に白い布をかぶせることからも、餞別や、お返しには避けられます。
白いハンカチといわず、ハンカチ自体NGだったりしますので、気をつけましょう。
ライター
あまりライターを贈る方はいないと思いますが、最近は色々な形のライターが増えています。可愛いものから、カッコイイものまで、また奇妙な形をした物まであります。ライターは、火事を連想させるので、NGです。
特に、新築祝いや、引越し祝いなんかに贈るのは避けましょう。
履物・靴下
履物や靴下、面白い柄のものや、可愛い柄、カッコイイ柄、プレゼントに適した商品が沢山ありますね。しかし履物はNGです。
特に上司に贈り物を贈る際、履物には「相手を踏みつける」という意味があるため、「上司を踏みつける」という意味に取られてしまうので避けたほうがよいでしょう。そんなつもりがなくても相手がどう思うか、ですよね。もし、どうしてもこれをあげたい!というものがありましたら、一言添えて、誤解を回避しましょう!
ベルト
ベルトもよく贈ってしまいそうな物ではないでしょうか?実はベルトもNGなんです。「腹を締めてください」という意味になってしまいます。
これは「太っている」という意味ではなく、「気を抜くな」という意味になってしまいます。ベルトを贈った場合は「今の部署では気を抜いていたけど、新しい職場では気を抜くな」という意味になってしまうので、なるべく避けた方がよいでしょう。
筆記具
これも皆様、贈りがちなものではないでしょうか?万年筆、定番な気もしますが、実はこちらもNGなんです。万年筆やボールペンといったものは「もっと精進してください」という意味にとらえられてしまいます。
上司に「もっと精進してください」と言うのは、誰が見ても、やはり失礼ですよね。この意味を知っていて、どうしても!という気持ちなのであれば、やはり一言添えれば、誤解を回避することができます。
このようにお世話になった上司へ感謝の気持ちを伝えるプレゼント。「えー!それも、これも、贈っては駄目なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれらの物は絶対に贈ってはいけない訳ではありません。
もし、相手がボールペン集めをしていたり、いつもおしゃれなベルトをしていたりしたら、一言添えて贈るのも有りです。餞別やお返しは相手が喜んでくれるのが一番ですので、あまり深く考えず、マナーを知った上で丁寧に一言添えて、誤解されないように、贈りましょう。
これらのマナーを知っているか知らないかで、とても大きく差がでてきますね!少しでも皆さまのお力になれたら嬉しいです。
まとめ
お餞別・お返しする際には
・現金や商品券
・数字の4や9
・白いハンカチ
・ライター
・履物・靴下
・ベルト
・筆記用具は失礼ですので避けましょう