米寿の贈り物をする際に注意する9つのマナー

米寿の贈り物をする際に注意する9つのマナー
米寿というと八十八歳の方のお祝いです。「あっという間にこの年になった。」と言われる人が多いです。たぶん人生は、過ぎてみれば、あっという間に過ぎていくものなのでしょう。しかし、現代では、食事も昔と違ううえに、身体も昔の人の方が厳しい時代を乗り越えてきたので、強いとも言われます。八十八まで今の若い人が生きられないだろうとも言われています。ということで、八十八まで長生きということはとてもすごい事なのです。身の回りに米寿の方がいらっしゃるでしょうか。皆でお祝いをしてあげて下さいね。お祝いで贈り物などをすると思いますが、米寿の方に贈り物をする際に、注意したい9つのマナーにも注目して贈り物をしてあげて下さい。

 

米寿の贈り物をする際に
注意する9つのマナー

 

注意その1:趣味の物を知って贈る。

米寿でのお祝いで、その方の趣味が何かをよく把握して、趣味の物を贈られるということはとても良い事です。しかし、高齢だから、これをという安易な考えで贈ると、無用の物になってもいけません。相手もがっかりするかも知れません。

 

注意その2:好みの衣服を贈る。

いくつになっても、自分の好みというものはあるのです。米寿だから、これぐらいの地味な物をと思っても、案外ピンクが好きという人もいます。こんな柄は苦手という人もいます。できれば、一緒に連れて行ってあげて、服を一緒に選んであげるということが望ましいです。買い物を楽しみたいけれど、足が悪いという人には、車いすで介助してあげても買い物に行けます。その人のペースに配慮して、買い物に一緒に行って選んでもらって贈るということも良いでしょう。行けないならば、デジカメで写真を取って、見せてからという方法もあります。

 

注意その3:使い方が分からない物を贈らない。

使い方が分からないような物を贈るのは、頂けません。高齢になると、人にもよりますが、案外昔から慣れた物でないと使えないという人も多いです。テレビのリモコンでさえ、最近の物は複雑で、触ってしまって、テレビが写らないと困る高齢者の人もいます。字が小さいものも困るでしょう。若い人ほど、高齢の方の身体の状態や感覚が分からないものです。高齢者の場合には、どうだろうかとよく考えたり、高齢の人と接する人に案を聞いてみるのも良いでしょう。

 

注意その4:賞味期限が近い物を贈らない。

生菓子などで、賞味期限の近いものをたくさん送っても食べきれないかもしれません。賞味期限や消費期限の文字は小さくて、老眼鏡をかけていないと見えないものです。老眼鏡もあまり度があっていない場合には、眼鏡をかけても見えません。もったいないからと、取っておいて後日ゆっくりと食べられるかも知れません。米寿ともなると、嗅覚も味覚も衰えている人が多いです。腐っていてもあまり気が付かずに、お腹を壊すことになるかも知れません。

 

注意その5:硬い食べ物は贈らない。

米寿ともなると、義歯の人も多いです。おせんべいなどの硬いものは、食べづらいという人も多くなってきます。割って食べようとしても、割れないという人もいるでしょう。年齢に合った好みの物をお菓子でも選ぶ必要があります。喉に詰まっても大変です。

 

注意その6:贈るものの数に気を付ける。

何かを贈るとして、数には気を付けたいものです。9個というのはあまり、選ばないとは思いますが、4個などは、あまり縁起の良い数とはされていませんので、4個は避けて、3個か、5個になるようにしたいものです。高齢の人は、縁起を気にする人が多いです。

 

注意その7:大金は贈らない。

大金や高価な物は、送る人の暮らしている状態によりますが、送らないようにしたいものです。大金を見ると、自分で管理したくなりますが、それを家の人が管理するとなるとトラブルの元にもなります。そうでなくても、自分のお金も家の人が出し入れしたり、管理しているような年齢だと思います。一人ぐらしの人や高齢の夫婦だけの場合でも同じです。自分たちでは、買い物などに行けない場合に、近所の人に頼んだりして、介護サービスがあるのに利用せずに、金銭感覚がなくて、親切を装ったり、優しい感じの人に、つい心がなびいて、お金をたくさんあげてしまうということもありがちな事です。訪問販売が来て、全額払ってしまったり、高額な金額の物を契約して、頭金に入金してしまったり、ということにもなります。悪い人は、味を占めると何度もやって来るでしょう。気を付けてあげたいものです。

 

注意その8:家族に気配りする。

米寿の人のお世話をしている家族が同居していたり、隣に住んでいる場合には、その人が息子であろうと娘であろうとお嫁さんであろうと、近くにいて世話をしているということへ感謝をしなければいけません。できれば形で示したいものです。米寿の方だけに、お祝いの贈り物を勝手にすると、後々、トラブルの原因になったりします。自宅でお世話をするということは結構負担がかかるものです。

 

注意その9:危険な物は贈らない。

割れたり、その上に転倒すると危ないような尖ったものや、もしかしたら、間違えて食べてしますような紛らわしいものは送ってはいけません。米寿にもなると、転倒もしやすいですし、誤嚥の可能性も認知症がある人などは、あり得ることです。

 

いかがでしたか。

同居をしている場合には、米寿の方の状態や趣味が良くわかっていらっしゃると思うので、その人に合った贈り物をすることが可能でしょう。しかし、高齢の方とも触れ合う機会が少ない人で、孫やひ孫からの贈り物になると、ついつい若い感覚で贈り物をしがちです。お金などは、たぶん米寿の方は喜ばれると思いますが、上で述べたようなことがありがちなので、その点は注意したいものです。しかし、中には、しっかりされた米寿の方で、逆に孫、ひ孫にお小遣いをくれるという方もいらっしゃるとは思います。米寿のお祝いとして、何を喜んでくれるかなと考えて、贈り物を差し上げて、もっと長生きをしてねとメッセージを添えてあげると喜ばれると思います。

 

まとめ

米寿の贈り物をする際に
注意する9つのマナー

注意その1:趣味の物を知って贈る。
注意その2:好みの衣服を贈る。
注意その3:使い方が分からない物を贈らない。
注意その4:賞味期限が近い物を贈らない。
注意その5:硬い食べ物は贈らない。
注意その6:贈るものの数に気を付ける。
注意その7:大金は贈らない。
注意その8:家族に気配りする。
注意その9:危険な物は贈らない。

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