会話が苦手でも、雑談が楽々出来る7つの黄金ルール

会話が苦手でも、雑談が楽々出来る7つの黄金ルール
ビジネスの場において、商品の説明や価格交渉等の商談や会議での議論については難なくこなせるが、合間の「雑談」がどうも苦手だという方がいます。本来雑談は、話す両者にとって差し障りのない簡単な内容を話すというだけのことです。気軽に切り上げることができる息抜きなのです。会話はよく「言葉のキャッチボール」と例えられますが、相手のキャッチャーミットに正確かつ迅速に球を投げ、相手からの球を受けることはある程度の練習や心構えが必要になります。

しかし雑談に関してはそれほど身構える必要はないのです、むしろ苦手意識を感じ、何とかパスをつながなければと焦れば焦るほどリズムが崩れ、その雰囲気は自然と相手にも伝わってしまい、互いに気まずくなってしまうのです。雑談にストレスを感じてしまうとその先の本題へ順調に入るのは難しくなってしまうのは本末転倒です。そこで、会話が苦手だと感じている人でも、楽しく雑談できるためのルールについて7つ紹介していきます。

 

会話が苦手でも、
雑談が楽々出来る7つの黄金ルール

 

1.決して相手を否定しない

まずはじめに、雑談は議論する場ではないことを再確認しましょう。相手の話に打ち勝つことが目的ではありません。よほどの反論材料があれば話は別ですが、基本的には疑問を感じることがあっても受け入れたいところです。相手の雑談の内容に対して、「そうなんだ~」と頷くことを意識して肯定的な見方をしましょう。深く掘り下げてはいけません。雑談で否定され、相手の気分を害することがあればその先の本題において良い結果につながることはほぼないでしょう。

 

2.中身がなくてむしろ良い

雑談の内容を何にしようかと考えあぐねてしまうなんてことはありませんか。あくまでも雑談は話のメインではありません。挨拶の延長として捉えましょう。中身も万人がすぐに答えられるものが望ましいのです。天気・季節や明るいニュース、スポーツの話題は代表的な雑談のテーマです。「だいぶ暖かくなってきましたね。」とか「もうお花見は行かれましたか。」、「○○テーマパークがオープンしましたね。」といったものを、あらかじめいくつかレパートリーを持ち合わせていれば、いざというときに困ることはなくなります。相手も回答に窮することがなくすんなりと答えられます。一方で、タブーと言われるのが、政治、宗教、人の悪口です。こちらについてはあえて話題にしてはいけません。

 

3.うまく話そうと頑張らない

話の内容に起承転結をつけ、オチが弱いだとかもっと説明を加えよう等と話を作り込まないようにしましょう。会話が苦手な人ほどうまく話せるよう準備をすると、その通りにならないと余計に空回りしてしまいぎごちないものに終わってしまうし、何よりも自身へのストレスにつながります。最低限伝えたいことのハードルが高いと、精一杯になってしまいがちですが、はじめから肩肘張らないで望めば案外上手くいくものです。

 

4.細部にこだわらない

雑談は相手との話の流れをつかむためのツールであり、リズムが重要です。先程雑談の主立ったテーマを紹介しましたが、ある程度形が定まった内容についてのやりとりでは細かいことを気にしてはいけません。細部にこだわりだすと、相手に対しての疑問が生じ反論したくなってしまいますし、そこに神経を集中させると疲れてしまいます。重箱の隅をつつくような細かい言動は相手へ攻撃しかねることになるので注意しましょう。

 

5.相手に話の主導権を渡す

相手に自分から話さなきゃと思うからリズムが狂ってしまうことも考えられます。無理に話の主導権を握る必要はないのです。案外相手の方が話したがっているなんて場合も多いものです。その様な時には相手の話に乗ることもコミュニケーションにおいて重要です。聞き役にまわる際には、「共感する」姿勢が大切で、わざとらしくならない程度の相づちや頷きを交えて聞きましょう。その上で簡単な差し障りのない質問が出来れば、相手は「自分の話をしっかり聞いてくれていた」と満足してくれるはずです。会話が苦手に感じる人はぜひうまい「聞き役」になることをオススメします。

 

6.明るく笑顔で

ついつい話の内容に気がいってしまいがちですが、意外に重要なのは話す際の表情です。相手に好印象を与える笑顔で明るく受け答え出来るようにしましょう。少しくらい会話がかみ合わなくても、笑顔で対応すれば大抵のことは問題なく流れてしまうものです。逆に真剣な表情でしかめ面をしたままでは、相手も距離を置きたくなってしまいます。

 

7.礼儀を忘れない

最後に最も重要なこととして、礼儀を忘れてはいけません。雑談だからとくだけた雰囲気になるのは構いませんが、ついつい敬語を省略したり、相手を馬鹿にするような言動をとってしまいがちです。些細な一言で相手の気分を害してしまわないよう気を配りましょう。雑談といえども相手に敬意を払うことはいつ何時でも怠らないように、「親しき仲にも礼儀あり」ということを常に心にとめて行動しましょう。

 

いかがでしたか。

以上のルールは難しいものは一つもありません。しかし、雑談を盛り上げなければと話の内容に気が行ってしまう中で、つい見落としがちなものばかりです。雑談は挨拶の延長と捉えましょう。挨拶はその時間や場において決まっています。朝起きたら「おはよう」、夜寝る時は「お休みなさい」。雑談も同じように考えてみてください。特に会話を苦手に感じる人は、上記のルールのもと、いくつかパターンを持っておくといつでも使えます。それに慣れたら、自分なりにアレンジを加えていけばいいのです。難しく考えるほど苦手意識が働いてしまいますので、肩肘張らずにのぞみたいものです。

 

まとめ

会話が苦手でも、
雑談が楽々出来る7つの黄金ルール

1.決して相手を否定しない
2.中身がなくてむしろ良い
3.うまく話そうと頑張らない
4.細部にこだわらない
5.相手に話の主導権を渡す
6.明るく笑顔で
7.礼儀を忘れない

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