面接では、マナーがある人とない人では、面接の内容を問う前に、マナーとしての大きな差が出ることは確実でしょう。第一印象が、その人の印象の7割を決めるとも言われています。マナーの悪さは、どんな人にとってもマイナスポイントとなるでしょう。ここでは、面接での入室マナーから応接室や面接室に入ってから退室するまでの流れに沿って、9つの場面でのマナーを徹底解説します。しっかりと身に着けて、面接に臨みましょう。
面接での入室マナー、
応接室に入ってから退室までの流れを徹底解説
入室の指示待ち
面接室での指示を待つ部屋があります。大勢の人がいるかも知れません。知り合いがいても度を越えた、おしゃべりや態度は慎みましょう。会社の人は見ています。面接室への案内の係りの人が、順番に呼びますので、呼ばれたら、返事をして、面接の案内の人についていき、面接室の前に移動します。
入室
一人一人の時もあれば、集団の場合も、少人数制の面接の場合もあるでしょう。一番初めであろうと、人の後であろうと、自分が入室する際は、「失礼致します。」または、「失礼します。」と声を出してから、入室します。ドアの開け閉めは、静かに音を立てないようにしましょう。入室は、姿勢よくして下さい。
着席
入室後、自分の座る椅子があると思いますが、椅子の左横ぐらいに立ちます。面接官の指示があってから、椅子に着席します。「どうぞ、おかけ下さい。」や「着席下さい。」と許可があってから、「失礼します。」と答えてお辞儀をしてから、着席します。座っても良い姿勢でいて下さい。椅子に深く腰掛けますが、背もたれには背を付けずに座りましょう。顎を軽く引いて背筋を伸ばしましょう。男性なら、手は両腿の上で軽く手を握っておきます。足は、軽く開いて座ります。女性は、右手に左手を重ねておきます。足は、斜めに流さずに揃えてまっすぐにしておきます。
自己PR
指示があり、自己紹介に加えて、特技や長所などを聞かれたりします。明るく適度に大きな声ではっきりと応えます。自分が話さない時でも、できれば、表情は穏やかに、歯を見せない笑顔で、口角を少し上げるような表情が良いでしょう。自己紹介の時には、座っていても一度お辞儀をゆっくりとしてから、自己紹介をします。自己PRは、自分が頑張ってきたことを言えるようにしておきましょう。
志望動機
面接では、先に履歴書を提出しています。たくさん面接をしている場合には、何を書いたのかを忘れてしまうこともありますので、必ずコピーを取っておいて、面接の前にチェックしましょう。面接時と履歴書上での志望動機が違うと、違和感を持たれます。統一した内容で、前もってしっかりと調べておいて、できれば、就職指導課の人やハローワークの職員の人に見てもらいましょう。早口で話したり、小さい声にならないように注意しましょう。長々しく話しすぎるのもあまり良くないです。簡潔に要点が伝わるように話します。踏み込んで聞かれたら、応えられるように準備も必要です。
グループ討議
面接では、テーブルに輪になって座り、グループでテーマが与えられて、面接官が一人ついて話し合いを見るという形式もあります。リーダー性があるか、自分の意見を持っているか、他者の意見を聞けるか、協調性があるか、同調できるか、他者を批判しないかなど、チェック項目があって、求める人材に必要な人かどうかをチェックされます。
嫌な質問
何人かの面接官には、中に必ず嫌な質問や失礼な質問をしてきたり、批判的な事をコメントする役の人がいます。このことを踏まえておいて、びっくりするとは思うのですが、ある程度は予測しておいて、あまり動揺しないようにします。その嫌な面接官に対しても、上手に受け答えするということが、プラスのポイントになるのです。
退室
面接が終了たら、起立して椅子の左横に立ち、「本日は、ありがとうございました。」と答えてから、お辞儀をして退室します。入室の時と同様に姿勢を正して、顎を軽く引いて歩きます。ドアを開け閉めする人は、静かに閉めます。
タイミングの良いお礼状
一般企業では、あまり書かないでしょうか。面接のお礼状を面接試験が決まらないタイミングで、「先日は面接をして頂いてありがとうございました。・・・」とお礼状を出すことで、印象が高まることがあります。面接を終えて終わったではなくて、お礼状をタイミングよく出しましょう。
いかがでしたか。
面接では、入室の前に面接が始まっていると言われます。訪問した会社に入ってからが面接、あるいは、その会社の敷地に入ってからが面接だと思って、自分の行動には注意を払って下さい。普段からマナーが良い人は、普通にしていて大丈夫でしょう。ついついいつもの癖が出る人は、注意をして下さい。もしも、面接で試験に落ちたとしても、会社と自分の相性というものもあり、気を落とさずに根気よく頑張りましょう。数をこなし場馴れしたり、良いマナーの人を学んだりということもできます。緊張する人は、面接の練習を前もって誰かにしてもらったり、質問される項目をリストにして、答えをしっかりと考えて覚えておくという方法を実践しましょう。中学入試での塾の対策でも、これらの面接の練習は小学生でも何度も練習をして、望みます。面接でいい結果が出ることを祈ります!
まとめ
面接での入室マナー、
応接室に入ってから退室までの流れを徹底解説
・入室の指示
・入室
・着席
・自己PR
・志望動機
・グループ討議
・嫌な質問
・退室
・タイミングの良いお礼状