職務経歴書の手書き術、少しのコツで印象が良くなる7つの方法


社会人の転職活動に欠かせないのが、職務経歴書。履歴書とは別の、あなたがこれまでにどのような仕事をしてきたか、どのような実績を持っているかということを簡潔に示すための大切な書類です。多くの人は、「履歴書は手書きで、職務経歴書はワードソフトで」作成されるのではないでしょうか。もちろん、企業側の指定がない限り、書式や書き方は自由なので、それでも全く問題はありません。でも、手書きの職務経歴書には、ワード文書にはない個性や、アピールの仕方があるのをご存じですか?

今回は、そんな「手書きの職務経歴書作成」にむけて、いくつかコツをご紹介。あなたの転職活動をより有利に進めるためのポイントですので、参考にしてみてはいかがでしょう。

 

職務経歴書の手書き術、
少しのコツで印象が良くなる7つの方法

 

まずは基本。「丁寧に」!

どんな書類でもそうですが、企業に応募書類として提出する書類の場合、丁寧に書くにこしたことはありません。うまいかへたかではなく、丁寧かどうか、が重要です。文字で全てがわかるわけではありませんが、手元に手書きされた書類があれば、文字から人となりを想像してしまうのもまた事実。もし、職務経歴書を手書きで書きたいけれど文字に自信がないという場合は、昨今はやりの「美文字練習帳」などで一度自分の文字を見直してみてはいかがでしょう。大人として読みやすい文字に近づくことができます。

 

これも基本。「正確に」!

同じく応募書類作成の基本中の基本として、「間違いなく書く」ことが大切です。特に、職務経歴書は履歴書に比べて文字数も多く、内容も多岐にわたります。内容を考えながら一度で間違えずに書ききるのはおそらく難しいと思いますので、一度下書きをすることをおススメします。手書きでもワードソフトでもかまいませんので、丸映しするための原稿を用意しましょう。写し書きの段階で万が一間違えてしまったら、ためらわずに最初から書きなおしてください。修正液や二重取り消し線は、応募書類としてはNGですよ。

 

手書きならではのテクニック:「文字の大きさ」

さて、準備ができたらいよいよ職務経歴書の手書き作成に入ります。もちろん、ワードソフトで作成したものをそのまま写し書きするのでもよいのですが、そこはせっかくなので、手書きならではの良さを出していきたいところ。例えば、ワードソフトで作成する場合、文字の大きさは10pt、12ptと既定の大きさから選ぶことになりますが、手書きではそのような単位がありません。この良さを活かして、強調したい箇所とそうでない箇所に「微妙に大きく」「少しだけ小さく」といった強弱をつけてみてはいかがでしょうか。

 

スペースを有効活用

ワードソフトでの作成に比べて、手書きの職務経歴書はどうしてもごちゃつきがち。人には多少なりとも文字のクセがあるもので、手書きによるクセ、文字間のばらつきなどがその原因です。そこで、そうしたばらつきをおさえながら見栄えをよくするために、スペースを広めに使うことをおすすめします。文字の大きさも手書きの方が少し大きくなりますので、例えばワードソフトなら100文字入る部分に50文字を入れるくらいの余裕があるとよいでしょう。スペースを空けて書くことで、段落ごとのまとまりもきれいに見えます。

 

罫線用紙を敷いて水平をキープ

誰にでも経験があると思いますが、真っ白の用紙に手書きで文字を書いていると、文字の列がいつの間にか上や下に曲がっていってしまい、仕上がりがガタガタになってしまうことがあります。こうした「残念な手書き職務経歴書」にならないために、真っ白の用紙に書く場合は、下に濃い目の罫線を書いた紙を敷き、罫線代わりにしましょう。市販の便せんの1枚目についているようなものをイメージしてください。どんなにきれいな文字で間違いなく書いても、用紙に対して水平に書かれていないと、全体的な印象がイマイチとなってしまいます。ぜひ、やってみてください。

 

「ペン」にこだわれ!

手書きならではのこだわりを見せられるのが、筆記用具です。とっておきの万年筆をお餅の方は、ぜひ愛用のペンで書いてください。そうでない場合も、自分の中で書きやすいと感じるペンを探し出し、なめらかに心地よく書くことができるペンを使いましょう。おすすめは、ペン先が硬すぎず、細すぎないものです。細字のゲルインクボールペンなどは小さい字もかけて便利ですが、インクの出口が細いためにつまってしまいがち。途中まで調子よくかけたのに、急にインク詰まりをおこしてかすれてしまった、ということになりがちです。これを機にお気に入りの万年筆を探しにいくのもいいですね。

 

少しの飾りも、手書きなら許される!?

ワードソフトで作成した職務経歴書の場合、必要な箇所以外は記号や○囲みなどの強調は浮いて見えてしまうため、あまりおすすめできません。しかし、手書きの職務経歴書であれば、■や●のほか、下線、四角囲みなども全体からあまり浮かずにすむので、ここぞという箇所に加えてみましょう。ただし、やりすぎると軽薄な印象になってしまいますのでご注意を。

 

いかがでしたか。

職務経歴書の手書き術、少しのコツで印象が良くなる7つの方法をご紹介しました。最近では履歴書もPCで作成する人が多くなっているとか。そんなn中、手書きで見やすくわかりやすい職務経歴書は、きっと採用担当者の目に留まるはずです。転職活動成功の一助となれば幸いです。

 

まとめ

職務経歴書の手書き術、
少しのコツで印象が良くなる7つの方法

・まずは基本。「丁寧に」!
・これも基本。「正確に」!
・手書きならではのテクニック:「文字の大きさ」
・スペースを有効活用
・罫線用紙を敷いて水平をキープ
・「ペン」にこだわれ!
・少しの飾りも、手書きなら許される!?

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