契約社員のリアルな退職事情、世情に大きく影響を受ける7つの理由

契約社員のリアルな退職事情、世情に大きく影響を受ける7つの理由
会社によって様々な定義がなされていますが、契約社員とは一般に雇用期間を設けて契約している非正規社員を指すことが多く、近年増え続けています。契約社員を雇用する背景には、企業側にとって経営が悪化した時に等に正社員よりも簡単に雇用を調整でき、リスクを抑えられるメリットがあります。働く側にとっても責任も少なく気軽に働くことが出来るとあえて契約社員を選んで働いている人もいるほどです。しかしながら、契約社員の多くは正社員での雇用を目指しており、高待遇で安定した職を望んでいますが、現実は中々厳しく、本人の仕事に対する努力や成果が認められていても、正社員になるのは難しいのが実情です。雇用期間があらかじめ制限したり、正社員とは異なる待遇の契約社員は退職の事情も様々あります。ここでは契約社員の退職理由について紹介していきます。世の中の厳しい現実を垣間見ることが出来ます。

 

契約社員のリアルな退職事情、
世情に大きく影響を受ける7つの理由

 


1.契約更新の打ち切りにあった

昨今、アベノミクスにより景気回復の傾向が見られると報道ではされていますが、実際に恩恵を受けているのは一部の大企業のみで、大多数の会社では効果を感じるどころかますます経営環境は厳しくなっていく一方です。売り上げが伸びない、原料調達費の増加等の理由により現状の社員数を抱えきれなくなってしまった場合、真っ先に雇用を打ち切られるのは契約社員などの非正社員です。雇用時に一定期間(半年もしくは1年間等。契約によって異なります。)の契約を結びます。通常であれば契約終了時に互いの承諾を得て更新されていくのですが、経営が厳しくなって人員整理の必要が発生した場合、契約更新されない可能性もあることが契約社員にはあり得るのです。従業員本人には退職する予定がなくても、会社の事情によって働くことが出来ずに退職せざるを得ないケースが発生しています。

 


2.正社員登用の道が閉ざされている

入社時には、「本人の頑張り次第では将来正社員登用もありますよ。」と言われ、正社員を目指して地道に一生懸命働いてきたけれども、実際には制度自体は存在しているが、現実に正社員に登用される人はごくわずかでほとんどいないなんて実態の会社もあります。そこで泣き寝入りしながらそのまま働き続ける方もいる一方で、正社員への道が閉ざされていることで、諦めて退職を選択する方も大勢います。

 


3.低賃金、待遇が悪い

契約社員は正社員に比べ賃金が低く、賞与もわずかばかりもしくは全く出ない場合も多くあります。さらにサービス残業は当たり前で毎日遅くまで働いても残業代が出ない過酷な労働環境にある方もいます。正社員でもないのにばかばかしいと言って退職する場合や、頑張りを認めてもらおうと一生懸命働きすぎて、体を壊して結局は退職してしまうなんて事態もあるようです。契約社員という弱い立場上、会社に対しても強く進言できないのは辛いことでしょう。結局は自ら退職に追い込まれてしまうケースもあります。

 


4.仕事量が多く正社員と同じ扱いに不公平を感じる

契約社員として賃金も待遇も正社員より悪い状況にも関わらず、仕事の量や質は周囲と何ら変わらないなんていう人もいます。むしろ正社員がやりたがらない面倒くさい仕事を押しつけられて、やってられるかと不満が積み重なり退職を決意する場合もあります。正社員であれば不満は上司に意見して改善してもらったり、配置換えを希望するなどして環境を変えることが可能ですが、契約社員は入社時に業務内容などをあらかじめ契約という形で決められているので、変更は難しいですし、どうせ契約社員だからと軽視されがちで、本人も自分で抱え込んで退職してしまうことが多いようです。

 


5.人間関係に耐えられなくなる

職場の世界にも「いじめ」は存在します。正社員が弱い立場の契約社員に対して言葉での暴力や差別、冷遇するといういじめは多くの職場で残念ながらあるようです。精神的に追い詰めるモラルハラスメントや上司から部下等の立場が弱い者に向けて行われるパワーハラスメント等、陰湿ないじめは水面下で実行されています。ここでも立場が弱い契約社員は自ら退職することで解決しがちになってしまいます。しかるべき場所へ訴えて改善をはかろうとすることを避けてしまうのです。

 


6.介護のため仕事が続けられない

昨今の高齢化社会の深刻な問題として、介護問題があります。年老いた親の病状が悪化した、急に倒れたといった事情で、介護のため働くことが続けられずに退職せざるを得ないケースも多くあります。これが正社員ならば、会社の待遇によって休職したりある程度の融通を利かせてもらうことも可能なのでしょうが、契約社員で対応してもらえることはごく稀でしょう。自分から退職しなくても、契約の更新時に勤務に支障が生じているという理由で打ち切りなんて場合も発生してしまうかもしれません。

 


7.キャリアアップのため前向きな退職

今まではマイナス要因となる理由を紹介しきましたが、最後に前向きな退職理由を挙げます。自分の業務に関する知識や技術、経験を活かして現状よりさらに高度な仕事が出来る、または高待遇な会社へキャリアアップ・スキルアップのために退職する場合もあります。さらなる新しい土俵で力を発揮していきたいという方は、契約社員でいた方がむしろ好都合です。また、他社からヘッドハンティングされるなんてこともあるようです。はじめから短期間でしか契約せずに、よりレベルをあげていける人は、正社員よりも高い賃金で契約することもあります。

 

いかがでしたか。

契約社員が退職する理由について紹介してきましたが、どの理由も、正社員よりも弱い立場におかれていると遠慮したり、泣き寝入りしているケースがあることは問題です。企業の都合の良いままに「使い捨てられないよう」最低限の知識は勉強しておいた方が賢明です。法律上は非正規社員を守るものもありますので退職が避けられる場合もあるでしょう。そして判断に困ることが発生した場合は一人で抱え込まないで、周囲の信頼できる人や公的機関に相談しましょう。今はインターネットで簡単に情報が得られますので是非活用してみてください。

 

まとめ

契約社員のリアルな退職事情、
世情に大きく影響を受ける7つの理由

1.契約更新の打ち切りにあった
2.正社員登用の道が閉ざされている
3.低賃金、待遇が悪い
4.仕事量が多く正社員と同じ扱いに不公平を感じる
5.人間関係に耐えられなくなる
6.介護のため仕事が続けられない
7.キャリアアップのため前向きな退職


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