お悔やみメールで絶対に送ってはいけない9つのNGワード

お悔やみメールで絶対に送ってはいけない9つのNGワード
突然の訃報にどう対応していいのかわからない。そういう人は多いかと思います。すぐに駆け付けられる状況ならいいのですが、そうではない人もいます。一般的には手紙を出すか弔電を打ちますが、手紙は届くまで時間がかかりますし、弔電を頼もうにも間に合いそうにない場合も。だからと言って何もしないわけにはいかない。そんなときはメールを使用してもいいと思います。そして、後日手紙を送りましょう。

しかし、メールを送る際に使ってはいけない言葉がいくつかあります。忌み言葉と呼ばれていますが、そのことを知らずに送って遺族の方々を傷つけてしまった…
そんなことにならないよう、お悔やみのメールで送ってはいけない言葉について書きたいと思います。

 

お悔やみメールで
絶対に送ってはいけない9つのNGワード

 

1.不幸が続きそうなことを連想させる言葉

私たちが普段よく使う言葉のなかには、お悔やみを伝える際にふさわしくない言葉があります。それが「重ね重ね」「ますます」「たびたび」「いよいよ」「くれぐれも」などの、重ね言葉と言われるものです。「くれぐれも気を落とさずに」と使ってしまいそうですが、不幸が再び訪れることを連想させますので使ってはいけません。「重ねる」「また」「続く」「追って」「繰り返し」なども悪いことが再び起こるようなことを連想させる言葉ですので、使用しないようにしましょう。

 

2.直接的で生々しい言葉

「死亡」「死去」「亡くなる」は生々しい表現ですので避けるべきです。また、「生きる」や「ご生存中」という言葉も「お元気な頃」「ご生前」とやわらかい表現にしましょう。

 

3.オーバーな言葉

「悲しみのあまり涙がとまりません」といったような表現はたとえ事実であっても、一番悲しいのは遺族のはずですから、避けるべきです。悲しみを表現したいがためにオーバーな表現や言葉を使うことも一般的に感心されません。

 

4.負担になる言葉

遺族が悲しんでいることを考えると早く元気になってほしく、励ましたくなります。しかし「頑張ってください」「気を落とさずに」などの言葉は相手に負担をかけてしまいます。また、深い悲しみに包まれている遺族を傷つけかねません。つい書いてしまいそうな言葉ですが、使わないよう注意が必要です。

 

5.不吉を連想させる言葉

数字の4や9などは「死」や「苦しむ」を連想させるため、避けるべき表現です。また、「消える」「浮かばれない」「大変なことになる」なども不吉なことを連想させるため、使うべきではありません。

 

6.宗教に合わない言葉

案外見落としがちな人もいるのではないでしょうか。普段、周りの人の宗教について気にしている人はそう多くないと思います。しかし、宗教によって使ってはいけない言葉があります。仏教では「迷う」「天国で安らかに」、神教、キリスト教では「成仏」「供養」「冥福」「往生」が忌み言葉になってしまいます。
メールを送る前に相手の宗教を調べるか、上記の言葉を書かないように注意しましょう。

 

7.故人の病状や原因を尋ねる言葉

訃報を知った際、驚いて「あんなに元気だったのに、どうしたんですか?」のような故人の死因を聞く行為は絶対にしてはいけないことです。
亡くなる直前の様子を聞くことも同じです。
また、亡くなった原因を知っている場合でも、その原因について触れることも避けるべきです。

 

8.遺族だけに許された言葉

お年寄りが亡くなった場合、「大往生だった」「長生きだった」などと言うことがありますが、これはあくまでも遺族側に許された言葉です。上のような言葉や「天寿をまっとうされましたね」のようなことを書いてはいけません。

 

9.人によっては悪いニュアンスに感じる言葉

「お気の毒です」「お気の毒さまです」これはよく聞く言葉です。実際にお悔やみの場で使用されることもあります。しかし、「お気の毒」という言葉に「見下された」「可哀想なやつと思われた」など悪意や嫌味なニュアンスを感じる人もいます。悲しいとき、人はいつも以上に敏感になりやすいです。自分ではそんなつもりじゃなかった、と思っていても相手がそう感じてしまった以上どうしようもありません。誤解を生むような表現は避けた方がいいでしょう。

 
ここまで読んでいかがでしたか?

知っているものもあれば、あやうく使ってしまいそうだったという言葉もあったかもしれません。お悔やみの言葉を送る機会は必ずあるもので、避けることはできません。今日お伝えした9つのNGワードを知っていると、いざというときに対応できると思います。しかし、一番大切なのはお悔やみの言葉を素直な気持ちで伝えることです。この記事を参考に、相手を傷つけずお悔やみの言葉を送ることができれば幸いです。

 

まとめ

お悔やみメールで絶対に送ってはいけない9つのNGワード

1.不幸が続きそうなことを連想させる言葉
2.直接的で生々しい言葉
3.オーバーな言葉
4.負担になる言葉
5.不吉を連想させる言葉
6.宗教に合わない言葉
7.故人の病状や原因を尋ねる言葉
8.遺族だけに許された言葉
9.人によっては悪いニュアンスに感じる言葉

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