ベストな退職時期を知って、保険で得する7つの秘訣


今いる会社を退職しようとしている方に、退職する際の保険で得するための秘訣を紹介したいと思います。退職理由は色々ありますが、退職時期や退職理由に気をつけるだけで、保険料で数10万も差がつくことがあるのです。「今すぐ辞めたい!」分かります。しかし、ここまで耐えられたあなただからこそ、少しでも得をしてほしい。。今回は、ベストな退職時期を知って、保険で得する7つの秘訣をご紹介します。さぁ、準備を万端にして保険で得をしましょう!

 

ベストな退職時期を知って、
保険で得する7つの秘訣

 

月末退職

「月末退職」という言葉を聞いたことがありませんか?これがなにを意味するのか説明いたします。月末、つまり月の最終日に退職をすると、その月の分の社会保険料は給料から自動的に天引きされてしまいます。しかし月末の1日前に退職すればお給料から保険料が引かれないのです。退職時期がたったの1日違うだけで、社会保険料分だけお給料に差がつくのですね。

 

月末退職の注意

『その1』で書いたとおり、月末の1日前に退職した場合は、その月の社会保険料が引かれないためお給料はその分多く支払われます。しかし、その分を国民健康保険として支払わなくてはなりません。ですから、たとえば社会保険料の支払いをあとのばしにしたい方には、月末の1日前の退職をおすすめします。

 

月末1日前退職

『その1』『その2』で書いた内容で得するケースがあります。社会保険料も国民健康保険料も、結局払うのなら一緒じゃないか!と思われるかもしれませんが、市町村によって国民健康保険料が違うので注意しましょう。退職する前にお住まいの市町村の国民健康保険料を調べておき、会社のお給料から天引きされる社会保険料との差額を調べ、安い方で退職月に支払いができるようにしましょう。

 

失業保険の裏技

失業保険とは、平均月給の50%を3~5か月間受け取ることができる制度です。その平均月給とは、退職する前の最新の6か月間のお給料の平均値から決定されます。ならばその時期にいつも以上に稼いでおいて、「平均月給」を上げてしまえばいいのです。普段は残業しない派というあなたも、失業保険を多めにもらうために、退職予定日の6か月前から残業を多めにしてみましょう。そうすれば、退職後に失業保険が多めにもらえるようになり、新しい就職先探しの間も生活に困窮することがなくなるでしょう。

 

3ヶ月の給付制限

自分の都合で会社を退職して失業保険をもらう場合、退職してからなんと3ヶ月間は失業手当が受けられないのです。退職した翌月からの3ヶ月間、手当なしで生活できますか?貯金を切り崩しても無理があるはずです。「退職しても失業手当を最低90日間もらえるからいいや。」と甘く見て見切り発車する前に、退職理由が「会社都合」か「自己都合」かをじっくりと検討しましょう。退職の話し合いをした場合、退職日の決定を会社側から言われた場合は「会社都合」ととれなくもありません。うまくことを運んで、退職後の生活に差しさわりがないように注意しましょう。

 

特定理由離職者

自分の都合で退職する場合と、会社の都合で退職する場合では、退職後にもらえる失業保険に差があるのを御存知でしたか?自己都合で退職した場合、例えば雇用保険の加入期間が10年未満であった場合は失業保険が90日間しかもらえないのです。ところが会社都合で退職する場合、雇用保険加入期間が5年以上10年未満で45歳以上の方だった場合、失業保険はなんと240日間も給付日数があるのです。また、失業中の国民健康保険も、特定理由退職者であれば最長で2年間も軽減してもらえるのです。このように、会社都合でやむを得ず退職した場合は、「特定理由離職者」として失業中も手厚い待遇を受けることができます。特定理由離職者の失業保険の給付日数は、もっと細かく内訳されているため、退職前にハローワークなどに問い合わせてみると良いでしょう。

 

『会社都合』で退職を

たとえ自分の都合での希望退職であったとしても、退職後にもらう失業保険の内容を手厚くするために、退職理由の解釈を変えて「会社都合での退職」にしてしまいましょう。失業手当の平均給料を底上げするために、退職前の6カ月間は残業を頑張りましょうと上でお話ししましたが、ついでにサービス残業もみっちり増やして会社で寝起きでもしてみてはいかがでしょうか?タイムカードなどで証拠さえとっておけば、「サービス残業でただ働きを強いられたため。」の退職であると認められるはずです。「お世話になった会社に悪いかな?」なんて罪悪感を感じる必要は全くありませんよ。最後の6か月、サービス残業でも何でもしっかりと働いて、少しは業績に貢献できているはずですから!

 

以上、退職による保険で得する7つの秘訣を紹介しました。退職を決めたその日から、退職の時期について頭を悩ますことでしょう。各種保険の手当を厚くするための方法を中心に書きましたが、そのほかにもボーナスや退職金をもらう時期も考慮して退職するタイミングをはかるべきです。退職した会社とはお別れですが、退職した後もあなたの人生はまだまだ続くのですから、生活に困らないよう保険制度を賢く活用してください。

 

まとめ


ベストな退職時期を知って、保険で得する7つの秘訣

その1:月末退職
その2:月末退職の注意
その3:月末1日前退職
その4:失業保険の裏技
その5:3ヶ月の給付制限
その6:特定理由離職者
その7:『会社都合』で退職を

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