景気の良し悪しに関わらず、就職活動は毎年熾烈を極めていますよね。もっとも幼少期からの受験から社会人に至るまで、自らやりたい仕事や、やりたい事を成し遂げようとすれば、競争となるのは自然なことでしょう。
さて、就職活動では、主に筆記試験と面接試験があります。この中で企業が特に重要視しているのが面接試験です。自身も今まで2度ほど就職担当者として奔走していた時代がありましたが、大切なのはどんな人と共に働きたいかという点です。
そこで今回は、『就活』面接時の質問から合格を導き出す答え方についてお伝えします。ではご覧ください。
『就活』面接時の質問から
合格を導き出す7つの答え方
「私」「御社」など言葉に慣れましょう
学生時代には使わなかった言葉遣いで、就活時にどうしても使わなければならない言葉が節々にあります。その最たるものが「私」と「御社」です。
女性なら「私」は日頃から使っていますが、男性は就活まではほぼ皆無に等しいでしょう。 優れた営業マンとなると、この2つの言葉が非常にスマートに出てきます。就活している方もこの2つの言葉を詰まることなく言えるのは、感じの良さが伝わります。
「えっと」「あの」は禁止!元気の良い返事を
私の会社も同様ですが、会社にとって新入社員が入社した時から期待していることが1つあります。それは「元気・覇気」です。
1年目からバリバリ働ける新入社員はほとんど存在しません。社会人の方々は、そんな何もできない新入社員を山のように見てきています。しかし、新入社員の元気だけは、誰にも負けて欲しくないという目でも見ています。
逆を返せば、元気があるかないかは面接時に必ず見られていますので、返事は元気よくはっきりしなければいけません。質問されて分からない答えであっても「えっと」「あの」などの言葉は避け、まずは返事をしましょう。意外にも面接官は、節々の言葉遣いを覚えていたりするものです。
目線は最もエライ人を見て話す
企業面接では最終決定者が必ずいます。もし、就職試験で差があまりなく誰を採用しようか決めかねたりしている場合、最も偉い方が最終の決定権をもっています。
おおよそ面接時の真正面にいる方が、一番偉い方となりますので、しっかり訴えかけるように目を見て話します。下をむいて話すことや、睨みつけることは避けましょう。
あいづちを打つ
採用担当者が質問をする時は、採用担当者も緊張しながら話しているケースが多々あります。
こんな時にあいづちを打ってくれる就活生は感じ良く受け取られます。社会人になってもあいづちは大切です。あいづちを打つクセをつけておきましょう。ただし、本当にわからない場合は、あいづちを打つことは禁物です。
必ず聞かれる「自己紹介」「志望動機」
面接時に必ず聞くのが「自己紹介」と「志望動機」です。この2つを丸暗記する人も多いかと思いますが、時間が限られたり、逆に時間が多かったりする場合があります。したがって、丸暗記はオススメしません。話したいことの優先順位を設けて、できるだけ多く箇条書きして話す順番を決めておきましょう。
時代の変化が激しい現在では、臨機応変に対応できる柔軟な人こそ求められています。きっちり時間通りに話せることをアピールするチャンスにもなります。
面接対策が進む今では、自己紹介・志望動機ともに似たような応えが多いという印象があります。そんな中で、自分の個性を出せるようにするのも大切です。この2つの質問に応えるコツを下記のようにまとめました。
①結論⇒理由⇒実体験の順序で話す
②定型文や丸暗記ではなく話したいことに優先順位を設けて時間内に話す
③面接官が知りたいのは「人柄」「自分の客観的な印象」「論理立てて話せるか」
④何ができなくてどのように解決したかなど、自分のエピソードを交える
身振り手振りで熱く演説
社会人を長く経験しているとプレゼン能力で、同じ説明でありながら受け取る印象が全く違う人がいます。それほど声のトーンや身振り手振りは、人の印象を変えていますものです。
就活生では、あまり見ることができませんが、身振り手振りも上手に使っていくこともポイントアップの1つです。面接官は、身振り手振りがあると自分の言葉で話している印象として受け取り、人柄が伝わりやすくなります。
最後はやっぱり訓練と情熱
人に話すのは緊張します。しかし、緊張してしまうと上手く自分の言葉をまとめられません。したがって、きっちり訓練を重ねることが大切です。営業マンも何もイメージトレーニングなしで営業することはまったくありません。少し早く行って自分の中で商談をイメージして挑みます。
就活も自分の営業と同じです。しっかり訓練してテクニカルな部分は少なくとも他の方に負けないようにしましょう。 そして、最も大切なのが情熱です。採用担当者は、新入社員がどんな形で会社に貢献してくれるか。ということを一番イメージしています。情熱を持って、企業の事を調べてどんな仕事に情熱を持って挑むかなど、自分の将来をイメージしておきましょう。
いかがでしょう、就活期間は短いながらも一生の仕事を決めかねない期間です。自分のやりたいことをしっかり見つけて、こうした対策を取りながら挑戦していけばきっといい縁と巡り合えますよ。
まとめ
『就活』面接時の質問から合格を導き出すには・「私」「御社」など言葉に慣れましょう
・「えっと」「あの」は禁止!元気の良い返事を
・目線は最もエライ人を見て話す
・あいづちを打つ
・必ず聞かれる「自己紹介」「志望動機」
・身振り手振りで熱く演説
・最後はやっぱり訓練と情熱です