プレゼンをするとき、どんなことを重視していますか?商品やプロジェクトの内容でしょうか、予算でしょうか?それらも大切なことですが、なにより大切なのは「聞くひとの立場に立つ」ということです。ぐだぐだのプレゼン、だれも聞きたくないですよね。ここではぐだぐだプレゼンを撃退し、成功に導く構成について見て行きましょう。
そのぐだぐだプレゼン撃退!
成功に導く構成のポイント9つ
まず全体像、結論から話そう
まずどのような商品を売りたいのか、どのようなプロジェクトを展開させたいのか、プレゼンの全体像を語りましょう。いきなり細かいところから話を始めても、聞いているほうは「このひとは何が言いたいんだろう?」と思ってしまいます。やっと結論にたどり着いたところで、聞き手が疲れてしまっていて話に食いついてくれないという事態になります。まず最初にプレゼンの全体像「何をこのプレゼンで伝えたいのか」を話しましょう。
プレゼンに至る経緯を話そう
プレゼンで売りたい商品、展開させたいプロジェクトの詳細を語り始めましょう。まずどういった経緯でその商品ができあがったのか、あるいはプロジェクトがどのような理由で発足したのかを語りましょう。商品ができた理由には、それを欲するひとがいるからという理由があります。プロジェクトが発足した理由には、そのプロジェクトが必要だったからという理由があります。商品やプロジェクト発祥の理由を語ることで、どんな層に需要があるのかも伝えることができます。プレゼンに至った経緯を、聞き手に分かりやすく伝えましょう。
商品やプロジェクトの良いところを伝えよう
つぎに、商品やプロジェクトの良いところを伝えて行きましょう。この商品を販売すれば、どのような客層に受け入れられ、どれくらい利益があがるのかを説明しましょう。プロジェクトの場合も、このプロジェクトが成功したときはどれくらいの利益になるのか、どれくらいの人間が来るのかなど具体的な数字をあげて説明しましょう。聞いている人に「この商品、このプロジェクトは利益になる」と思わせることが大切です。
商品やプロジェクトの発展性を伝えよう
いざ商品を売り出しても、一発屋で終わってしまっては企業にとって継続的な利益になりません。また、プロジェクトも最初だけひとが来て、しばらく経ったら来なくなってしまったでは利益につながりません。商品やプロジェクトがいかに発展性があり、永続的な利益につながるのかをしっかりプレゼンすることが大切です。
身近な例もあげてみよう
商品やプロジェクトに対して、身近な人間の意見を盛り込むことも大切です。アンケート調査結果や、商品を使ってみた使い心地など、リアルな声があればあるほど、プレゼン内容に現実味を持たせることができます。プレゼン構成のうち一部にはそういった「リアルな声」「現場の声」を入れるようにしましょう。
具体的な数字をあげる
この商品、あるいはこのプロジェクトが成功した暁には、どれくらいの利益がでるのか、具体的な数字を伝えることが大切です。「この商品が発売されれば、社会にとって貢献になります」といったあいまいな発言ではなく「この商品が発売されれば、○○人が利用し、ひとりあたり○円この商品を買うとして、○円の利益になります」といった具体的な数字を提示しましょう。グラフや図を用いて視覚的に訴えることも大切です。プレゼンするうえの資料づくりも念入りにしましょう。
情に訴えかけてもOK
「この商品が発売になれば、子どもたちにとって、豊かな未来が約束されます」や「このプロジェクトは子どもたちの将来にかかせない発展の第一歩になるでしょう」など、子どもを持つ親の情に訴えかけるプレゼンもいいでしょう。情に訴えかけるなんてNGでは…と思わないでください。プレゼンをする人間も、聞いてる人間もおなじ「人間」です。気持ちが通じればかならずプレゼンは成功しますよ。
予算の話は明確に
商品開発やプロジェクト実行にむけて、どれくらいの予算が必要になるのかも明確に示しましょう。お金がかかりすぎると思った場合でも、どれくらいの予算なのかはしっかり提示することがプレゼン成功の必須条件です。あとから「そんなにお金がかかるなら辞めておこう」と言われないよう、プレゼン構成のなかに予算の話は盛り込んでおきましょう。
長引かせず、さっと終わろう
伝えたいことをすべて伝えたら、聴衆から質問を受け付けましょう。だらだらと長引かせてしまっては印象が悪くなってしまいます。質疑応答が終わったら、さっと切り上げましょう。もっと売り込みたいという気持ちはあれど、そこは我慢することが大切です。プレゼン構成もだらだらと長引かせず、テーマごとに数分、長くても10分以内におさえましょう。
プレゼンは伝えるためのものですが、伝えたいという気持ちだけでは伝わりません。相手の立場に立ってプレゼンを構成することが大切です。聞いている側はどんなことに興味があるのか、どれくらいの時間なら集中して聞いていられるか、考えながらプレゼン構成しましょう。
まとめ
そのぐだぐだプレゼン撃退!成功に導く構成のポイント9つ
■まず全体像、結論から話そう
■プレゼンに至る経緯を話そう
■商品やプロジェクトの良いところを伝えよう
■商品やプロジェクトの発展性を伝えよう
■身近な例もあげてみよう
■具体的な数字をあげる
■情に訴えかけてもOK
■予算の話は明確に
■長引かせず、さっと終わろう