社長面接、即決内定!?嘘みたいな7つの実話

社長面接、即決内定!?嘘みたいな7つの実話
就職活動において、内定をもらうまでには書類選考→複数回に渡る面接→最終面接と段階を踏まなければなりませんが、中には選考をすっ飛ばして、はじめから社長に面接されその場で「内定です」と言われる場合もありますよね。これは事業規模が大きい企業は何事も「決裁がおりてから」と、その場で面接の合否が決まることはまずありませんが、中小企業においては珍しいことではありません。

経営トップである社長の決裁権限は大きく、大企業の様にお伺いをたてずにスピーディーな判断で「内定」を出すのです。そこには、中小企業は優秀な人材を確保することが難しく、特に中途採用においては社長がこれだと思った応募者に対して迅速に内定を出し囲い込みたい気持ちが読み取れます。中には応募者自身も驚くような内容の面接で内定が決まってしまったなんてこともあるようです。

そこで今日は、社長面接での即決内定が出たという実話についてお伝えします。

 

社長面接、即決内定!?
嘘みたいな7つの実話

 

人を見る目が長けている社長は初対面でも1時間話すだけで相手を見極められる

面接で初めてその会社に足を踏み入れてから、わずか1時間足らずの社長面接で「内定」をもらった人がいます。そんな短時間で他人のことが分かるものかと疑問を感じてしまいますが、社長の地位にある人は、実に多くの人と接し人生の経験を積んできています。

多くの人間を見てきた社長は、初対面の相手でも少し話せば、この人は真面目な性格だとか、約束を守ってくれそうだ等と相手の価値観や人柄を察知し、自社で働いて欲しいか否かを瞬時に判断できるのです。

 

履歴書の確認のみ

社長面接で履歴書の内容を一通り確認しただけで「内定」が出たなんて人もいます。本当に選考しているのか不安になりますが、その社長は応募者が入室した時の姿を見て感じる直感を大事にしています。「姿は俗性をあらわす」という言葉にあるように、外見から清潔感を感じられるか、だらしないところはないか等チェックすることで感じる印象は、会話をしていてもぶれることがないそうです。

これはと思った人材に巡り会えたら、もう長い会話なんて必要がありません。働く上で最低限必要な事項を確認して終わりなんてこともあるようです。

 

圧迫面接で相手の対応を伺う

面接室に入ってきた社長が、いきなりきつい口調で詰問してきたり、応募者を否定するような発言で面接が進み、その失礼な態度に内心は憤りながらも冷静に自分をアピールしたら、急に社長が笑顔になって「内定です」と告げられたという話があります。いわゆる「圧迫面接」で応募者を試したのです。

もしも社長の言動に対し、怒りを露わにしたり、萎縮しすぎた応対をしていたら内定はなかったはずです。その対応力を社長に評価してもらえその場で採用が決まったのでしょう。

 

社長と出身地が同じ

中には「社長と同郷だったから」なんて面白い話もあります。面接が始まり、履歴書に目を通していた社長が「キミ、岩手県出身なの?岩手のドコ?」と質問してきました。応募者「岩泉町です。」社長「えっ!?私も岩泉町出身だよ。」と興奮気味に。

その後、面接時間のほとんどを地元の話で終わってしまいましたが、最後にその場で内定が出ました。もちろん社長は応募者との会話のやりとりから選考していたのでしょうが、応募者はそれでいいものなのかと拍子抜けしてしまったかもしれません。

 

酒が飲めるか、煙草を嗜むか

酒や煙草についての質問は大企業の最終面接でもよく問われます。この質問の意図は、応募者がどう切り返して回答するかを見るためのもので、実際にお酒が飲めるまたは煙草を吸うかは重要視していません。お酒が苦手な人は「それほど得意ではないのですが、お酒の場でコミュニケーションするのは好きです。」とか、喫煙者は「嗜む程度です。」等が無難な回答です。

しかし、お酒が大好きで酒を飲まない人は採用したくない、または煙草の煙が大嫌いで喫煙者は採用したくないと考えている社長も稀ですがいます。お酒が大好きな社長が応募者の好きな酒の種類が一緒だったから、また嫌煙家の社長が応募者の「煙草は吸いません。」の一声が決め手となって内定を出した話もあります。

 

ゴルフが得意

上記の酒や煙草の話に関連して、スポーツでも社長の好みに合致したことがきっかけとなって内定が出たという話もあります。

ゴルフが唯一の趣味で、休日はゴルフ練習やコースに多くの時間を割いて楽しんでいる社長が、大学でゴルフ部に所属していた応募者を面接した際、ゴルフの平均スコアや練習方法まで、面接の内容からかなり脱線した会話で終わったのに、無事に内定をもらうことが出来ました。

 

社長の情に訴える

応募者の家庭事情に同情して内定をもらえたなんてこともあります。夫と離婚しシングルマザーとしてこれから子供3人を養っていかなければならない事情を抱えた応募者に対し、同情した社長がその場で内定を出すという話です。

社長としては、応募者が一家の大黒柱として家計を支えていかなければならないのだから、仕事に対しても全力で取り組んで行く覚悟を持っていると判断した上での即決だったのでしょう。

 

いかがでしょう、社長面接における即決内定時の実話について7つ紹介してきました。即時に内定を出す理由は大きく2つに分かれます。一つは面接という短時間の中でも応募者の仕事へ取り組む姿勢や物事に対する考え方に共感し、一緒に働きたいと思えた人だからこそ即時内定を出したパターンです。こちらは応募者にとっても光栄に思えることです。

一方で、俗に言う「ブラック企業」と呼ばれる仕事内容及び待遇面において劣悪な環境である会社で離職率が高く人材が集まらない会社の社長はとにかく誰でもいいから働いて欲しいという理由で即決内定を出している場合もあります。後者の会社に入社して後で後悔しても辛いです。ですので、即決内定をいただいた時は自分が認められたと喜ぶ一方で、冷静に会社の実情を見極めることが重要です。

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